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レキオ島唄アッチャー

「朝ばな節」考、その1

「朝ばな節」考

 毎月恒例のアルテ・ミュージック・ファクトリーで、石川さゆりの歌う「朝花」を歌三線で歌ってみた。この曲は、熊本県出身の樋口了一さんの作詞作曲である。奄美大島の島唄「朝花節」(あさばな節)がモチーフになっていると聞いた。奄美ではとてもよく演奏される名曲である。ところが、同じ題名の曲が八重山民謡の中にもあると聞いて驚いた。歌詞を見ると、どうも奄美の影響を受けた曲らしい。「あさばな節」についてもう少し知りたい。

 奄美大島では「朝花は、歌遊びや祝宴の席でも最初に歌われるように、座の清めや、歌う前のウォーミングアップの役割を持つ」(奄美大島瀬戸内町HP)という。
 <島唄は、"朝ばなに始まり朝ばなに終わる"とも言われております。歌詞は、集いの場の挨拶が交わされるかと思えば、教訓的なものがあり、叙情詩があり、叙事詩あり、劇詩あり、詩の三代部門すべてが含まれており、最後には、"送り朝花"として歌われる別れの歌詞があり、一晩中「朝ばな節」だけ唄っていても尽きないほど多くの、楽しく面白い歌詞が残されております。(「奄美の館」HPからhttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Renge/2639/uta/uta_102.html)>
 
 歌詞がこれほどたくさんあるというのは、びっくりである。「朝ばな節」には種類があるらしい。
<「朝ばな節」には二通りある。その一つは通常「朝ばな」とよばれている短い節の朝ばなで、もう一つは文字どおり長い節の「長朝ばな」である。「長朝ばな」は、あまりにもテンポがのろくて繰り返しが多く、特定の歌い手でないと歌えない難解な曲である。それを誰にでも歌えるようにくずしたものが、通常の「朝ばな」である。これは、詩型も異なる。「長朝ばな」が八八八六調、三十音4句の琉歌の形態をとっているのに対し、「朝ばな」は3句の全く自由な詩型になっている。歌う仕来りももあって、祝典の際は初めに「朝ばな」を2,3首歌ってすぐ「長朝ばな」を歌うことになっている。曲調も挨拶歌に相応しく喜びにあふれ、歯切れのよい壮快な感じを与える曲である。(「島唄の解説」HPから。武下和平 CD「立神」解説書より転載http://kudadon.sakura.ne.jp/minyou/utakaisetu1.htm)>
 
 「朝ばな節」の歌詞を見ておきたい。瀬戸内町HPにアップされている歌詞は、次のように始まる(http://www.town.setouchi.lg.jp/tosyokan/kan/bunka/minzoku-kogei/shimauta/asahanabushi.html)。
「ハレーイ 朝花はやり節 (ヨイサ ヨイサ ヨハレ ヨイヨイ)
ハレーイ 唄ぬはじまりや 朝花はやり節
(朝花はやり節。歌の始まりは、朝花はやり節だ。)
             
 武下和平氏のCD「立神」は次の歌詞を載せている。
 かん誇らしゃんむんや 汝(な)きゃとくま寄(ゆ)りゃとぅてぃ かん誇らしゃんむんやむんや
(貴方たちとここに寄り合って、語り合うことが出来るとは、こんなに嬉しいことはありません)
いもちゃん人(ちゅ)どぅ真実やあらむぃ 石原くみきち  いもちゃん人どぅ真実やあらむぃ
(石原道を踏み越えて、わざわざお訪ね下さった人こそ 真心のある人ではないでしょうか)

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