レキオ島唄アッチャー

ジョン万次郎と「土佐人漂着日記」の講演を聞く

 沖縄ジョン万次郎会定期総会が5月24日、豊見城市JАおきなわ豊見城支店3階ホールで開かれた。総会の案内では、午後4時受付、4時半、総会報告とあったので、4時過ぎに着いたら、もう総会は終わるところだった。平成25年度の事業報告と26年度の事業計画、決算、予算が承認された。
                            IMG_5750.jpg
 事業計画では、今後、「琉球のグスクを訪ねる」や川澄哲夫氏の講演「たった一人の日本遠征」、第4回土佐清水ジョン万祭り(10月24日)、万次郎忌の集い(11月9日)への参加など予定されている。
 総会の後は、講演会。栗野慎一郎氏(歴史研究者)が「ジョン万次郎と『土佐人漂着日記』(尚家文書)」のテーマで2時間ほど講演した。
                           IMG_5751.jpg
 興味深いのは、「土佐人漂着日記」で、1851年の中浜万次郎ら土佐人琉球上陸事件についての、琉球王府側の正式記録であり、事件当時に作成された唯一の一件文書である。あまり知られていなくて、この史料の存在が注目されたのは、琉球国王だった「尚家関係資料」の那覇市移管にともなう総合調査(1998-2002年)と報告書の刊行によってである。
 史料には、万次郎ら土佐人3人が摩文仁間切(現在糸満市)小渡浜に上陸した1851年1月3日から7月までの文書が収録されている。特に、上陸直後の1月の記事が多い。従来の土佐人関係資料の欠落を補う内容を有しているという。
                       IMG_5757.jpg
 栗野氏もまだ解読の途中で毎月、勉強会で読んでいくという。
 講演は、2時間を費やしながら、最も聞きたかった「土佐人漂着日記」の内容については、ほとんど踏み込まないで、主題以外の「万次郎入門編」の話が大半を占めるなど、物足りなかった。まだ解読途中だからなのか。それにしても、欲求不満の講演だった。
 
スポンサーサイト

歴史 | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<ジョン万次郎が滞在した当時の高安家の風景 | ホーム | 変容する琉球民謡、八重山から本島へ。「弥勒節」>>

コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015-04-06 Mon 16:10 | | [ 編集 ]
栗野様、コメントありがとうございました。
研究者の方のご苦労に気を遣わず生意気な事を書いてしまいました。 
「土佐人漂着日記」の史料の翻刻(活字化)は終えられたとのこと。今後より詳しい研究内容を紹介していただけくことを期待しております。

2015-04-06 Mon 16:38 | URL | レキオアキアキ [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |