レキオ島唄アッチャー

南島に現れる仮面、仮装の神々。波照間島のムシャーマ

  波照間島のムシャーマ
 八重山の最南端、波照間島では、旧暦7月14日(旧暦のお盆)に、先祖を供養し、豊作と安全を祈願しておこなわれるムシャーマと呼ばれる祭りがある。
 <先祖の供養のみならず、豊年や島人の安全を祈る行事になっていて、大旗やミルク(弥勒)を先頭に仮装行列が行われ、舞踊「マミドーマ」や棒術など多様な芸能が披露される(「やいまねっと」HP)>
 太鼓や棒、狂言、舞踊など多彩な芸能が奉納される。この日は、島を離れている人々も帰郷して祭りに参加。波照間島が一年で一番賑やかになる日だという。
 先祖の供養、豊作祈願、島の平和幸福祈願のための祭りであるため、実に多彩な行事と民俗芸能がくり広げられる。
「その祭りにも、異形、異装の仮面神が登場してくる。フサマラーであり、シシヌパーシ(獅子の囃子、獅子使い)である」(外間守善著『南島文学論』)。

                   
                    

 フサマラーは、「雨乞いの神」の役目をもつ。「全身木の葉や草でおおい、木彫りの面で顔をかくしている。いわゆる草装、仮面神で、村の中のフサマラ井戸から出現するのは、宮古島のパーントゥと似ている」(同書)。
 シシヌパーシは、悪魔払い、厄払い、火鎮め役目をもつ神である。
 「全身をツル草や木の葉でおおった草装神であり、真っ赤な面をつけた仮面神で、杖をもっている。杖をもっていることで、遠方からやってきた来訪神であることの一つのあかしをみせるわけである。
 シシヌパーシのような異形な神は、八重山各地の豊年祭、結願、節(しつ)祭などで、多少の変容をもちながら、さまざまに登場している」(同書)。

スポンサーサイト

沖縄の民俗 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<デイゴ鮮やか | ホーム | 南島に現れる仮面、仮装の神々、宮古島のパーントゥ>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |