レキオ島唄アッチャー

アルテで「県道節」を歌う

 毎月恒例のアルテミュージックファクトリーが10日夜開かれた。今月のテーマは「金」。開演当初は参加が少なかったが、だんだん増えていった。県立芸大生の飛び入りもあり、結局20組ほどが演奏した。今月も自分にかかわるものだけ書いておきたい。

                 
2018 3月 ファクトリー写真⓸
  私は、民謡の「県道節」を歌った。
 「琉球藩が廃藩置県で明治12年沖縄県となり県道工事がはじめられ人夫達が炎天下道路工事の肉体重労働に耐えながら仕事のきつさ資本家対労働者の階級差別などを歌にしたものである」(由絃会『民謡工工四(1)』から)。とても歌詞が面白いので紹介する。
 1、県道道作て 誰が為になゆが  世間御万人(ウマンチュ)の 為になゆさ
 (県道を作って誰のためになるの 世間一般の人のためになるよ)

 2、監督やでかし 立っちょて手間とゆい 我した人夫の達 牛馬のあちけ
 (監督は幸せ者だ 何もしないで立っているだけで給料を貰い 我ら労働者は牛や馬みたいに扱う)

 3、監督の位の 眼鏡(ガンチョ)までかけて 我した畑装(ハルスガ)い  ましやあらに
 (監督の身分で眼鏡までかけて、そりよりも我らの仕事着が良いのではないか)

 4、二才小(ニセグヮ)ハイカラや 分髪と金歯 姉小(アバグヮ)ハイカラや 晒し袴
 (青年たちのお目かしは分け髪と金歯、お姉さん達のお目かしは晒した袴を着ける事である)

 5、如何な監督ぬ 頑張(ハマリ)よいしちん 頑張なよ臣下 時間暮らし
 (どんなに監督が頑張れよ頑張れよと言っても、そんなに気張るな、終業の時間が来るまで、適当に浪費しなさい)

 6、立っちょて目ぐるぐるしいね  手間小引かりんど  手間小引かりね  胴のど損どや
 (立って居てキョロキョロしていると、給料から引かれるよ、引かれると自分が損するだけだよ)
 (由絃会『教本の解説上巻』から)
 
  県道を建設した当時の現場の雰囲気と情景が目に浮かぶようだ。眼鏡や分髪と金歯なども、当時としては庶民には普及していなくて、威張っていた監督を象徴する姿なのだろう。
 「金歯」という言葉が出てくるので、「金」のテーマに合っているし、テンポが軽快で歌詞も面白いので選曲した。動画はアップしないので、歌に興味のある方はYouTubeにあるので検索して見てください。


 ツレは、越智さんのトランペットとコラボして「銀色の道」を演奏した。ピアノ弾き語りで「空と海の輝きに向けて」(荒井由実の曲)を歌った。

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 ピアノ独奏では,「ベネチアのゴンドラ」を弾いた。いろんな方から「いい演奏でした」という声をかけていただいたようだ。

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    写真は、演奏する「三代目りゅうたんboys&chica」

   エントリーが終わってからも、ギター弾き語りが続くなど、楽しい演奏会だった。
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