レキオ島唄アッチャー

「底」の字がつく民謡の不思議、その2。「古見ぬ浦ぬブナレーマ」

 「古見ぬ浦ぬブナレーマ」
 古見は、「古見ぬ浦ぬブナレーマ」でも同じように歌われている。
♪古見ぬ浦ぬ シタリヤゥイサ ぶなれーま ヒヤシタリ イラヤゥイユバナヲル
 美与底ぬ(以下囃子略) 女童
♪うりぅじぅんぬ なるだる 若夏(バガナチゥ)どぅ 行くだる
♪自分(ナラ)―上納布(カナイ) 取り持ち 十尋布(トゥイルヌヌ)抱き持ち
(當山善堂著『精選八重山古典民謡集』から、以下省略)
          
                      この曲を歌っている大底朝要さんも名前に「底」の字がつく
 この曲は、西表島の古見の乙女ブナレーマが人頭税で織った布を上納するために、自分の舟で蔵元のある石垣島に渡る様子が歌われている。
 女性たちは、海岸の仮小屋で泊まり、蔵元へ納めた。「この間、役人にたいしての世話役を強制的にさせられて帰るという習慣であった」と伝えられる(喜舎場永珣著『八重山の古謡』)。
 ついでに、八重山民謡の歌詞は、「古見」を別称の「美与底」と歌うように、同じものごとを別の表現で繰り返す対語の歌詞が多い。例えば黒島の民謡「てぃんだら節」は「黒島にいた間は さふ島(黒島の別称)にいた間は」と歌う。八重山民謡の魅力の一つでもある。 

スポンサーサイト

八重山民謡 | コメント:1 | トラックバック:0 |
<<「週刊レキオ」でシニアピアノ音楽会紹介される | ホーム | 「底」の字がつく民謡の不思議、その1>>

コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018-03-07 Wed 00:05 | | [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |