レキオ島唄アッチャー

「米軍が最も恐れた男、その名は、カメジロー」を観る

占領下の沖縄で圧政と闘った瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男、その名は、カメジロー」が桜坂劇場で上映中なので観に行った。
 
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  ヒットしていることは聞いていたが、噂にたがわず、上映30分ほど前に劇場に着いたらもう、長蛇の列が続いていた。沖縄では行列は珍しい。「今日はまだ空いている方ですよ」と劇場側は言っていた。
 かつてTBS「筑紫哲也News23」でキャスターを務めていた佐古忠彦さんが、テレビで放送したドキュメンタリーを追加取材し再編集した映画である。
 瀬長亀次郎は、米軍占領下でどんな弾圧にも屈せず、抵抗の闘いの先頭に立ち、沖縄人民の団結と統一を訴えた不屈の政治家だった。沖縄人民党のリーダーであり、日本復帰後は日本共産党の副委員長、衆院議員として活躍したことはよく知られている。

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 映画はその信念を貫いたカメジローの人生を貴重な映像と当時を知る人たちの証言で描いていて見ごたえがある。カメジローといえば「不屈」の言葉で象徴されるが、次女の内村千尋さんによると、カメジローは「自分が不屈なのではなく、沖縄の人たちが不屈なんだ」と述べていたそうである。
 カメジローの演説は、当時、抑圧された沖縄の人々の気持ちを端的に代弁し、苦難の解決の道筋を示してくれるので、聴衆を熱狂させたという。亀さんの演説には無数の「追っかけ」がいたという。「自分も追っかけて聴きに行ったものだ」という話をよく聞くことがある。
 映画を観に来ている人たちは年配層が多いので、当時足を運んで直接、演説を聞いた人たちもかなれいただろう。
 いまも、日米両政府による理不尽な辺野古新基地建設が強行され、再三、墜落事故を起こしながらも欠陥機オスプレイが沖縄の空を飛び回っている。翁長県知事を先頭とする沖縄県民の闘いは、この戦後のカメジローをはじめとする県民の闘いの延長線上にあることを強く感じさせた。亀次郎の生涯は、現代に生きる人たちに多くの示唆を与えてくれる。 
 映画が終わると、いっせいに拍手が起きた。共感と感動の広がりが示されていた。
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