レキオ島唄アッチャー

清明祭真っ盛り

 沖縄は清明祭(シーミー)真っ盛りである。清明祭とは、24節季の一つ清明、旧暦2月後半から3月前半の時期に、お墓を掃除し家族、親族が集ってお参りする伝統行事だ。中国から18世紀に伝わったという。とくに、みんなが集まりやすい日曜日に集中する。お墓の前で、料理をお供えしてウトートー(拝む)したあと、みんなで料理を食べる。ピクニックの感じになる。今月は日曜日、お天気もよく、「シーミー日和」だ。
 20日、近くにある那覇市最大の墓地、識名霊園は朝からたくさんの人たちが訪れていた。
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 臨時駐車場も設けているが、お墓に近いところに車を止めたいので、道路も車がズラッと並んでいる。豚肉や天ぷらなど詰め込んだ重箱、オードブル、飲み物などを抱えた家族連れが続々と車から自分のお墓に向かう。
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 もう夏日で日差しが暑いので、まずはテント張りから始めなければいけない。あちらこちらでテントを張っている。
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 識名霊園は家族墓が多いようだ。清明祭は、男系の血縁組織である「門中(ムンチュー)」で行うもの、家族墓で行うものがある。姉妹、子どもが嫁いでいると、その嫁ぎ先にもいかなければいけない。
 民謡三線仲間のKさんは「清明祭で山原に行ってきたよ。家は国頭村浜だけど、妹が安田(アダ)にいるから安田まで行ったよ」と言う。今帰仁村出身のОさんは「うちらは、清明祭は門中でやるから、個人ではやらないよ」という。同じ山原地方でもまちまちだ。
 そういえば、日曜日ごとに、清明祭で北部に行く人が多いので、高速道路が渋滞している。
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 識名霊園の南納骨堂前の広場では、木陰にブルーシートを敷いて、たくさんの家族連れなどが集まっていた。納骨堂前で清明祭をやるのだろうか。
 識名霊園では、今年度から市民共同墓が建設された。個人でお墓を持たないでも、市民はだれでも利用できる。合葬室、合葬用納骨室、参拝室などが整備されている。合葬室の場合、永年使用で一人三万円と安い。
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 沖縄は、沖縄戦で家族が全滅したり、一人生き残って身寄りがない人もいる。低所得で高額な墓地を用意できない人も少なくない。市民共同墓はとても必要とされているだろう。
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