レキオ島唄アッチャー

アルテで「島人ぬ宝」を歌う

 毎月恒例の「アルテ・ミュージック・ファクトリー」が15日夜、開かれた。今月のテーマは「晴」。エントリーは10組と少なかったけれど、飛リ入りがあり、聴きごたえのある音楽会となった。
 南亭こったいの落語は「船徳」。大阪で開かれた社会人落語選手権で披露した演目を話した。昨年は決勝10組に残ったが、今年は残念ながら11位だったとか。 来年は是非、決勝めざして頑張ってほしい。
 今回のファクトリーは、長くアルテに勤めて、ファクトリーのお世話もされた八重山唄者のソノさんが、出産のため一時、故郷に帰るので、しばしのお別れの会になった。同じ歌三線をやってきた方々は是非みんな三線を弾こうという呼びかけもあり、この日は5人が三線を披露する近年にないファクトリーとなった。
 そのトップバッターが比嘉さん。八重山の「月ぬ美しゃ節」を歌った。歌い初めた時間にまだソノさんは見えていなかった。その後、見えたので、「ソノさんに聞いてほしい」ともう一度、演奏した。味わいのある歌だ。
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 三線続きで、玉那覇さんが「ナークニー(宮古根)」を歌った。伸びやかな声がとてもよく出ていたと思う。
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 カオル&タカは、今回はオリジナルではなく、パフィーの「マザー」を歌った。先月は途中、エレキの電源がトラブルを起こしたが今回は見事リベンジした。
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 タカ&カオル(ギター)&りえ(ボーカル)の初めてのユニットは「ラビング・ユー」 を歌った。
 越智さんは、今回珍しくギターアンサンブルが出ないので、ソロで映画音楽「鉄道員」など演奏した。ソロ演奏も大いにやってほしい。
 私は、ソノさんとの一時のお別れなので八重山民謡を歌いたい気もあったが、ツレのピアノ伴奏でbeginの「島人ぬ宝」を歌った。歌詞の中に「空」が出て「輝く星も」と歌われるので「晴」のテーマと合っているからだ。
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 ボブ・ディランのノーベル文学賞が話題だが、石垣島出身のbeginの比嘉栄昌の数々の楽曲は、沖縄に生きる人々の日常の暮らしと歩み、胆心(ちむぐくる)を掬い取ったその歌詞は、見事な現代詩である。民謡にしても島唄ポップスにしても、歌の常とう句をちりばめたような歌詞が多いなか、beginの歌は抜きんでている。だから、県民にとても愛されている。私的には、沖縄を代表する詩人、「沖縄のボブ・ディラン」だと思う。
 肝心の演奏は、みなさんから手拍子もいただき、楽しく演奏で来た、と思ったが最後に落とし穴が待っていた。最後のフレーズをもう一度繰り返す練習をしていたのに、本番ではうっかり忘れて、エンディングに入ってしまった。ピアノとずれてしまい、慌ててもう一度、最後の「それが島人ぬ宝」と繰り返し歌い終えた。やはり、ライブはコワイ。

 熊本から子ども連れで見え、ライブをしていた川原さんも出演。オリジナルらしい「藍の海」をピアノ弾き語りで歌った。透明感のある歌声だった。
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 飛び入りでヨッシーさんが久しぶりに出て来て、得意のブルースを歌い、聴かせた。
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 ソノさんは、ピアノのしのさんのオリジナル曲「凪」を歌った。なかなか素敵な曲と歌声だった。
 ゆみこ&きぬえ(オカリナ)&ふーみん(リコーダー)&越智(ギター)は、「見上げてごらん夜の星を」を合奏した。
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 ツレは、ピアノ独奏でショパンの「ロマンス」を演奏した。9月に20歳で亡くなった愛猫(人間だと100歳)への追悼の気持ちで選んだ曲。とても思いがこもった演奏だったと思う。
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 和田さんはギター独奏でクラシック曲を演奏した。プログラムではビラロボスの曲となっている。少しラテンの香りがしたのはそのせいだろうか。
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 きぬえさん、ソノさんは歌三線で「上り口説(ぬぶいくどぅち)」を演奏した。1月に独奏したときは上手く弾けなかったからと、再挑戦。見事にリベンジした。お馴染みの曲なので知っている人みんな一緒に歌った。
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 ソノさんは、長くアルテにかかわってきて、しばらくのお別れになるのでその気持ちを歌詞にした「とぅばらーま」と「まみとーま」を続けて歌った。さすがに素晴らしい歌声と三線だった.ぜひまた沖縄に帰ってきてほしいものだ。
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 越智さんのトランペット、ツレのピアノ伴奏で「太陽がいっぱい」を演奏した。テーマにピッタリの曲だった。
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 ふーみんさんは、ジャズフルートで「リパブリック讃歌」を演奏。フルートを習いだしてまだ日が浅いのに、楽しい演奏だった。
 東明さんは、ギター独奏で「ローレライ」など演奏した。
 りえさんは宮城さんのギターにのせて、ボサノバ「トリステ」を歌った。ボサノバは歌もギターのコードも独特で、難しそうだが、よくリズムに乗った歌と演奏だった。
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 改めて、とても充実した演奏会だったと思う。
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