レキオ島唄アッチャー

裁判官が国の代弁者になった

 福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長が下した判決は、裁判官を国の代弁者に貶めるような内容だった。16日午後、翁長剛志知事による名護市辺野古埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手取り起こした不作為の違法確認訴訟の判決を聞いた印象である。
 翁長知事と弁護団は、この判決に「唖然とした」「考えられる最も悪い判決」という感想を語っていた。判決内容を見ると、ここまで国に追随するのかと驚く。
 普天間飛行場の危険性除去には辺野古移設以外にない、沖縄の地理的優位性が認められる、米海兵隊の航空部隊を県外に移転することはできない、仲井真前知事の埋め立て承認は不合理とは言えない、辺野古移設は県民の負担軽減になる、県内移設反対の民意に沿わないが、負担軽減の民意に反するとはいえない、国の説明する外交・防衛上の必要性を県は尊重すべき云々。
 どれも国が主張してきたことと瓜二つだ。
 和解勧告の際の裁判長の見解では、本来、普天間移設問題は、オール日本で最善の解決策を合意し、アメリカに協力を求めるべきなどと、多少なりともまともなことをのべていた。今回の違法確認訴訟では、「県は判決に従うか」と執拗に質問するといった公判の言動から、国寄りの判決になることは予想はできた。予想を上回るひどい判決である。民主主義と地方自治をじゅうりんし、三権分立に背き、裁判所の信用を失墜させるものである。
 国・防衛省、警察に加え裁判所も一緒になって県民の抵抗を抑え込もうとするのか。
 しかし、戦後70年余にわたり、米軍基地の重圧にあがらい、日米両政府の無法な振る舞いと対峙してきた県民は決して屈しない。翁長知事はあらゆる方策をもって新基地は造らせないと言明してきた。知事は「県民のより大きな反発と結束が出てくる」と述べていた。その通りだろう。
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