レキオ島唄アッチャー

アルテで「ちぶみ」を歌う

 毎月恒例のアルテ・ミュージック・ファクトリーが12日夜、開かれた。今回は、これまでのアルテウォーバAホールではなく、3年前まで会場だったアルテ赤田ギャラリーホールに変わった。ウォーバホールがライブハウスとすれば、こちらはコンサートホールである。
 とても緊張するけれど、音響が素晴らしいので、演奏するものにとってはやりがいのあのホールだ。
 今回のテーマは春らしい「咲」。17組がテーマに沿って充実した演奏をした。いくつかピックアップして紹介する。
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 徳門さんはsonoさんのサポートで「春が来た」を歌三線で披露した。奥田さんの小鳥のさえずりのような笛が入って春の雰囲気を感じさせた。
 越智さんはトランペットで、ツレのピアノ伴奏による「アマポーラ」を演奏した。ノリのよいリズムと伸びやかな音色で楽しそうに演奏した。 
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 私は民謡の「ちぶみ」を歌ってみた。ちぶみとは蕾のこと。花を咲かせることが歌詞にあるので選んだ。
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 この曲は、「♪世間や水車 定めてぃん変わる」と歌いだす。数えるほどでもないわが身に花が咲いてどうなる。山原(ヤンバル、本島北部)に行こう、蕾になろう。山原に行くと海と山以外何もないよ。いかに山原といえども、愛しい人と一緒なら花が咲くだろう。山中に隠れていても蘭の花の香りは匂わずにはいられない。こんな歌意である。
 歌っていても、ホールの響きのよさが肌で感じられる。
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 南亭こったいの落語は「花見酒」。全体の半分ほどはウチナー口に翻訳して話した。この演目は前にも聞いていて筋は大体わかるが、ウチナー口部分は残念ながらあまり理解できなかった。
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 カオル&タカはオリジナル曲「花咲く時」を歌った。願いはいつかかなうというメッセージを繰り返していたのが印象的だった。
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 ツレはピアノ弾き語りで、ユーミンの「春よ来い」を歌った。声がよく出ていてピアノのタッチもきれい。よい演奏だと思った。
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 アルテギターサークルは、ジブリアニメの曲「君をのせて」など2曲を合奏した。メンバーの一人、県芸大生は今春卒業して県外に就職するそうで、最後のファクトリー。就職しても沖縄とアルテのことを思い出してほしい。
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 ミーシャさんはギター独奏で「ショーロ」という曲を弾いた。いつもながらやさしい演奏に聞き惚れる。
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 越智さんのギター、ツレのピアノ、奥田さんの歌で「グノーのアベマリア」を演奏した。当初は、ギターとピアノの予定だったが、リハーサルの飛び入りで奥田さんが歌ってよかったので、本番でも披露したものだ。原曲はバッハだが、歌が入ると「これぞアベマリア」という感じで、美しい演奏だった。
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 新田君は「あとひとつ」をギター弾き語りで歌った。折しも5年前、今年と同じ曜日で東日本大震災の翌日がファクトリーだった。自粛ムードのなかで、こういう時だから音楽をやろうとなったと聞く。新田君は5年前と同じ曲目を、想いを込めて歌った。
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 清美さんは、布施明が歌った「愛の園」を宇都宮さんのピアノ伴奏で歌った。清美さんは、那覇マラソン、沖縄マラソンを3時間台で完走したばかり。マラソンは歌えるための体力づくりだという。いつもながら素晴らしい声量と歌唱力だった。
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 宇都宮さんはピアノソロで「花は咲く」を弾いた。赤田ホールだとピアノの響きがよいので、トリにふさわしい演奏だった。
 演奏が終わってエントリーした人の多くは、「ファクトリーをするのはこちらのホールがいいね」という意見だった。さて主宰者はどう判断するのだろうか。来月のテーマは「歓」である。これもいろいろな曲がありそうだ。
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