レキオ島唄アッチャー

「忘れかけた子守唄」をめぐって、その2、「虹とともに消えた恋」

 偶然にも、毎月恒例のアルテ・ミュージック・ファクトリーで、ギター弾き語りによる「虹とともに消えた恋」を聞いた。曲中、「ジョニー、ソルジャー」の言葉が出てきた。この曲は米フォークグループのPPM(ピーター・ポール&マリー)が歌いヒットした曲である。メロディーだけは知っていたが、歌の内容は知らなかった。
              
 「虹とともに消えた恋」(Gone The Rainbow)は次のような歌詞である。
私は言葉を失い考えることも出来ない
私のサリーベイビービールを抱きしめた時
何かが崩れ落ちていった

バターミルクヒルに私は一人
誰にも分かりはしない、この私の心の叫びを
この涙は水車も回わすに違いない
ああ、ジョニーは兵士となって行ってしまった

私は亜麻を売り、紡ぎ器を売った
それで買った私の愛する人の剣を
人の命を奪うかも知れないその剣を
ジョニーは兵士となって行ってしまった

ああ私の赤ちゃん、私の命
虹が消えていく、ハトが飛び去って行く
あなたのお父さん、私の愛する人そう兵士ジョニーと共に
 訳詩はレモン鈴木さん。「LEMON TREE レモンツリー」から紹介した。
もともと「ジョニーは戦場へ行った」という曲があるらしい。

 「ジョニーは戦場へ行った」(Johnny Has Gone for a Soldier)という曲は、18世紀アメリカ独立戦争時に歌われた。冒頭の歌詞から『Buttermilk Hill』(バターミルク・ヒル)とも題される(「世界の民謡・童謡」HP)。
歌詞の一例・意味の日本語訳だけを同HPから紹介する。 
      
歌詞の一例・意味
バターミルク・ヒルに座り
誰が責められようか 一人泣き暮れる
涙で水車が回りそうなぐらいに
ジョニーは戦場へ行ってしまった
おお私のジョニー 愛してる
彼の旅立ちに痛む心
この悲しみを癒せるのは時だけ
ジョニーは戦場へ行ってしまった
糸巻き竿も糸巻きも 紡ぎ車も売ろう
そしてあの人に鋼の剣を買ってあげよう
ジョニーは戦場へ行ってしまった
ドレスを染めよう 赤に染めよう
通りを歩いて パンを恵んでもらおう
愛する人は行ってしまった
ジョニーは戦場へ行ってしまった
 
 この曲の原曲は、アイルランド民謡「シューラ・ルーン」だという。
 「シューラ・ルーン」は、「戦いへ赴く恋人を想い嘆く女性の心境を歌った古いアイルランド民謡。曲名の意味は『行って、愛しい人よ』」。オリジナルの歌詞は不明で、さまざまな歌詞のバリエーションがある(「世界の民謡・童謡」HPから)。 
        
 同HPから歌詞の日本語訳だけを紹介する。
遠くの丘に行って
思いっきり泣きたい
涙で水車が回るほどに
<コーラス>
行って 愛しい人よ
そっと静かに出て行って
ドアまで行ったら 私を連れて逃げて
どうぞご無事で 愛しい人よ
糸巻き棒も糸巻きも 糸車も売るわ
愛しい人に鋼の剣を買うために
コートを染めて 赤く染めて
町中でパンを恵んでもらうわ
親に見放されるぐらいに
 「虹とともに消えた恋」の内容は、このアイルランド民謡よりもアメリカ版「ジョニーは戦場へ行った」の歌詞に近いという。
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