レキオ島唄アッチャー

壺川地域福祉まつりで湧川明の唄を聞く

 壺川地域福祉まつりが19日から始まった。今回第8回になる。前はセンターまつりの名称だったが、「地域福祉まつり」と改称してから8回目となる。
 壺川の祭りは、プロの民謡歌手をゲストに招くのが恒例だ。今回は、湧川明といつみグループの民謡ショーがあるので出かけた。 
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 湧川さんは三線の名手と言われる。湧川さんの三線伴奏で、お弟子さんらしい女性たち3人の「いつみグループ」が歌った。
後半は、湧川さんの歌三線だ。「北谷舞方(チャタンメーカタ)」や「北谷真牛(チャタンモウシ)」など歌った。 
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 「北谷舞方」は、毛御前風とも呼ばれている。古典音楽の「かぎやで風」を、民謡の大家たちが毛遊び(モーアシビ、野原で歌い踊り遊ぶ)に合うように編曲して作りあげた曲という。北谷は、毛遊びがとても盛んだったそうだ。
 速弾きなので、聞いていたおばあちゃんたちも立ち上がり、舞台前に出たり、なかには舞台に上がってカチャーシーを舞い踊る。
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 「北谷真牛」は一転して、しっとり聞かせる情け歌である。
 真牛は、恩納ナビー、吉屋チルーとともに琉球三大歌人の一人に数えられる。絶世の美声をもつ唱者だったという伝説的な女性である。
 湧川さんの作詞作曲した歌だという。
 「飛んでいる鳥も中空で止まって、歌いだす歌声に聞き惚れる。その人は大川城の北谷真牛です」
 「三線に合わせて、美しい旋律で月も共鳴するその人は北谷真牛です」
 「歌声の美しいことは、島々の隅々まで伝わって最後は北山城で咲き散った人は北谷真牛」
 こんな歌詞が並ぶ。
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 真牛は、生没年未詳。北谷出身で、北谷城の中腹にある墓に葬られていると伝えられている。一方、北部の本部町伊野波(イノハ)の北谷屋の出身で、その美声をもって北山に伝えていたとの伝承もあるそうだ。

 琉球古典音楽の「百名節」で「北谷真牛金(敬称)が歌を歌いだすと 空を飛ぶ鳥も止まって聞くよ」と歌っている。旋律もとても湧川さん作の「北谷真牛」と似ている。
 湧川さんのナマ演奏は初めて見た。「北谷真牛」はとてもいい曲だった。
 センター利用者の芸能も見たいものがあったが、時間がないので残念ながら失礼した。
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