レキオ島唄アッチャー

根本が間違っている菅官房長官

 菅官房長官が「琉球新報」の単独インタビューに応えた詳報(4月2日付け)を読んだ。菅氏の主張の立脚点は、「仲井真弘多前知事から埋め立て許可を得た」、「辺野古移設が進まなければ、世界一危険な普天間の固定化につながる」。この2点である。
 この言い分を聞くたびに思うのは、この主張が根本から間違っているということだ。
 前知事が許可したといっても、沖縄県民は絶対に許可していない。つまり、辺野古への新基地建設には、7割、8割が反対しているという県民の総意は揺がない。そのことを十分しているはずの政府が、県外移設を公約に掲げ当選していた仲井真前知事に、公約違反の埋め立て承認を無理やりに飲ませたことが間違いの大もとにある。民主主義を踏みにじる愚行に走ったことが、その後、県民の総反発を招き、翁長知事の誕生と衆院選挙での自民党全滅を招いたものだ。
 この時点で、政府は県民の審判を真剣に受け止め、埋め立て承認を白紙に戻すべきだった。県民から拒否された公約違反の「前知事の許可」なるものは、「粛々と進める」という根拠にはまったくなりえない。

 菅氏と政府がことあるたびに「世界一危険な普天間の固定化につながる」「辺野古移設は唯一の解決策」というのも、出発点が間違っている。「世界一危険な普天間を閉鎖・撤去し返還を」というのが県民の願いであり、問題の原点である。県民はだれも県内移設を求めていない。日米両政府が県内へのたらい回しにとどまらず、米軍がかねて狙っていた辺野古への新基地建設を無理やり押し付けていることが問題の解決を長引かせている。辺野古移設が唯一どころか「最悪の選択」である。沖縄県民の土地を強奪して造った危険な基地は、移設ではなく閉鎖し、アメリカに持ち帰ることこそ、最善の解決策であると思う。
 菅官房長官はようやく4月4,5日に沖縄に来て、翁長知事と会談することになった。県民の圧倒的な支持で新知事となった翁長氏と会うのだから、県民の声を背景にした翁長氏の主張を真剣に受け止めてほしい。
 
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