レキオ島唄アッチャー

牙をむく米軍

 辺野古新基地建設に反対する住民の運動に対して米軍が牙をむき出した。米軍キャンプシュワブ前で、反対運動の先頭に立つ山城博治氏を、基地に侵入したとして日本人警備員に逮捕させ、基地内に引きずって米軍に引き渡させ手錠までかけたのは、不当な逮捕であり、人権じゅうりんも甚だしい。
 抗議行動をする住民のテントにも、日本政府が撤去を求め、これに応じなければ強制撤去を検討しているという。昨年の知事選、衆議院選挙でも、辺野古への基地建設反対の県民の民意が明確に示されたにもかかわらず、これを一顧だにせず強行しようとする日米両政府の態度は、民主主義を踏みにじる暴挙である。
 新基地建設に反対する住民の行動は、あくまで非暴力の抵抗運動であり、これを敵視する方が民主主義の感覚が問われる。
 東村高江のヘリパット建設問題でも、先だって、反対する住民のテントが夜中に、何者かによって勝手に撤去された。これも反対運動の弾圧であり、窃盗行為でもある。まだ、だれの犯行なのか不明であるが、撤去の後に、米軍がテントに対する警告文を張り出したことを見れば、誰がテントの撤去を望んでいたのかおのずとうかがえる。
 辺野古のテント撤去の背景には、2月上旬、沖縄に来た米国防総省高官が、基地建設の進捗状況など視察した際、「抗議活動など課題がある」としてフェンス沿いのテントを問題視。米軍が日本政府に対し早期撤去を求めていた(「琉球新報」2月28日付)という。
 米軍は広がる反対運動に苛立ち、弾圧に乗り出したのだ。そこには、戦後の米軍統治時代と変わらない占領者意識がある。時代錯誤も甚だしい。
 
 政府はテント撤去を求め、北部国道事務所に24時間態勢で監視させている。沖縄総合事務局開発建設労働組合は、「『道路管理者』としての対応を超えた過剰な警戒対応」として24時間監視対応の解除を当局に申し入れた。申し入れでは「開発建設部の多くの職員を動員し、県民同士の対立をあおるような行為は、県民の安全・安心を守る役割を担う行政機関として異常な事態だ」と批判した。これは、まったく正当な申し入れである。
 基地従業員で組織する全駐労も、日本人警備員に住民を逮捕させたことに抗議し事実関係を究明するよう沖縄防衛局に申し入れた。 
 弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ。かつて瀬長亀次郎氏はこういったという。名言である。
 沖縄県民の民意を無視し、住民の運動に弾圧を加えるなら、いっそう県民感情を逆なでして、辺野古新基地建設反対の世論を県内外に広げていくことになるだけだ。
 
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