レキオ島唄アッチャー

お年寄りも子孫も揃い踊る福祉まつり

 民謡三線サークルで通っている老人福祉センターの地域福祉まつりが開かれた。センターに通うお年寄りが日頃の練習の成果を発表するだけでなく、地域の保育園、学校、福祉団体なども参加して、芸能を披露する場となっている。
 2日間にわたる50近い舞台の芸能をほとんど見た。改めて感じるのは、歌や踊り、演奏などがお年寄りから子孫まで、みんなが揃って楽しんでいることだ。生き甲斐にもなっている。
 センターに通う人で、90歳以上の方は、16人いて、高齢者表彰を受けた。その方々は、みんなセンターの活動に参加する現役である。腰をかがめて舞台に上がるのも「よいしょ」という感じだが、レク体操や民踊をしっかりと演じる。踊る姿を見ていると、「このお年になって元気で踊れるのはスゴイ!是非あやかりたい」と思った。
 90うん歳のAおばあちゃんは、初日の表彰には風邪をひいて出れなかった。でも、2日目に自分の出番があると、やってきた。「身体の調子が悪いから、椅子で休ませてくれ」と舞台の控えで休んでいたのに、出番が来るとみんなと舞台に上がりしゃきっとして踊った。
 この地域の保育園、幼稚園、学童の子どもたちも、琉舞、エイサー、お遊戯などを披露した。お遊戯といっても、「赤田首里殿内」など、民謡・島唄ポップスなどを踊る芸能である。祭りのオープニングでも、幼児・保育園児が、獅子舞、エイサーを踊った。
                   2013 識名福祉まつり、2
                      写真は2013年の祭りから
 どれもとっても可愛い。中には、中指に包帯を巻いている子もいた。「大丈夫か」と尋ねると「うん。骨折だから」と軽く答えた。骨折していても踊るのか、驚いた。小さい子は3,4歳児。小さい頃から獅子舞やエイサー、琉舞など伝統芸能に親しめば、大人に成長しても、身体に芸能のDNAが染み込んでいくだろう。他県では、幼保の子どもたちが、遊戯をするのに、地元の民謡など伝統芸能を使うことは少ないだろう。伝統芸能は古いものだという感覚がある。でも、沖縄では、エイサーや獅子舞などもカッコイイものと映る。
 幼いながら力一杯、沖縄ならではの演目を演じるのを見ると、 伝統芸能がしっかりと世代を超えて受け継がれていっていること改めて感じた。
                 識名
                     2015年の民謡三線の演奏
  もう一つ、紹介したいのは、「スーパーおばあちゃん」の存在である。Оさんは、初日、幕開けの琉舞から始まって、日舞、大正琴、ハワイアンフラダンス、太極拳、太鼓、古典音楽、民謡三線、社交ダンスとなんと9つの芸能など演目に出演した。すべて日頃、センターの教室や同好会に入って活動してるのだ。出るたびに衣裳が異なるので、着替えも忙しい。「着せ替え人形みたいだね」と言ったら笑っていた。「衣裳の用意が大変でしょう」と聞くと、「私は自分で持っている衣裳が使えるものしかやらない、出ないから」と言うが、これだけ出るのだから、衣裳もたくさん持っているのだろう。
  更に、テニスもしていて、70代ダブルスで優勝して表彰された。ダイビングもするそうだ。
  それに、祭りの前日の設営の時から、朝7時からセンターに来て、炊き出しで頑張っていた。
  芸能もスポーツも料理も上手。まさしく「スーパーおばあちゃん」である。
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