レキオ島唄アッチャー

「『世ば稔れ』考」を読む、その4。多様な歌謡で

 波照間永吉氏著「『世ば稔れ』考」の紹介の続きである。

「ユバ ナウレ/ユヤ ナウレ」を謡う歌謡
 この囃子を持つ歌は、豊穣に感謝し・祈願する祭儀の場面で謡われるもののみではない。実際は多様な歌がこの囃子を謡い込んでいる。
 (「『世ば稔れ』考」は、八重山の「ユバ ナウレ」、宮古の「ユヤ ナウレ」を謡う歌謡の一覧表を掲示している) 
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 「ユバ ナウレ」「ユヤ ナウレ」系の囃子の分布をみてみると、宮古・八重山ともに呪詞系のジャンルにはこの句は取り込まれていない。八重山ではアヨー・ジラバ・ユンタ・節歌、宮古ではピャーン・ニーリ・アーグ・クイチャーなど、歌謡ジャンルに現れることは当然ということである。
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その中でも、祭儀の場面で謡われる歌謡にこの囃子が多く見られるのは、この句の意味する内容から見てこれまた当然のことと言えるだろう。 
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                    石垣島川平湾(文章とは関係ない)

 「ユバ ナウレ/ユヤ ナウレ」という囃子の持つ意味から、豊穣感謝・祈願の祭儀で謡われるのはいわば当然のことだ。でも、実際はそれにとどまらず、祭儀を離れた歌謡ジャンルなど多様な歌謡で謡われることが、掲載された一覧表からも見て取れる。一覧表は貴重な資料であるが、ここでは省略せざるをえない。見てみたい方は『沖縄文化』第114号、第115号を直接読んでいただきたい。

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