レキオ島唄アッチャー

「汐ほす母」の像

「汐ほす母」の像
 沖永良部島の国頭小学校の校庭にあるガジュマルの木のそばに、水を汲む桶を頭に載せた女性像があった。「汐ほせ母」と記されている。校門にも「汐ほす母」の精神を大事にする標語らしきものが目についた。何かいわれがあるのでは、と思ったので、校門のそばで花壇の手入れをしていた女性に尋ねると、次のようなことを話してくれた。
 「沖永良部島では、米を作るのに湧水や貯水池の水を使っていた。水の少ない地域は、米があまり作れないので、母が塩水を桶に汲んで頭に担いで汐を干す作業をしていた。作った塩は、ザルにいっぱいの塩、それも山盛りの塩を、もみ殻のお米一杯と物々交換していたそうです。裸足の子どもたちに、母親は懸命に働いて靴も買ってやるなど苦労して子どもを育てた。その精神を学んでいこうという意味のようです」と話していた。
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 島ではかつて、製塩が専売制になるまで島の全域でおこなわれていた。海水をそのまま煮詰めると燃料などの面からきわめて無駄が多くなるので、シューフシドゥ(潮干し場)で塩分濃度を高める「汐を干す」という塩分濃度を高める作業を行っていた。塩分濃度を高めてから、自宅で焚いていたそうだ。
 「汐ほす母」の像にも、島民の苦労の歴史や子どもにそそぐ親の愛情が刻まれているようだ。
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コメント

☆KK☆さん。コメントありがとうございました。拍手コメントは表示されないので、こちらにものせます。
 初めての沖永良部島だったので、見たいとこもいろいろあり、書きたいこともまだまだありますよ。お仲間で一緒に旅をするなんて、なかったことなのでとっても楽しかったです。また行きましょうね。
2014-12-21 Sun 11:01 | URL | レキオアキアキ [ 編集 ]

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