レキオ島唄アッチャー

与那国郷友会の大運動会開く

 在沖縄与那国郷友会の大運動会が近くの古蔵小学校で開かれた。もう45回を数える。沖縄は、離島や本島各地域の郷里を同じくする出身者が「郷友会(キョウユウカイ)」をつくっている。故郷のきずなを大切にして、活発な活動をしている。暑さもやわらぐ11月ごろは、郷友会の運動会シーズンらしい。
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 学校の運動場には、テントがズラッと並んでいる。島の各地域ごとに久部良、比川、西1組、東1組など8つの組に分かれて、競い合う。
 出かけて行った時は、開会式の最後、準備体操だった。音楽にのせてウチナー口による掛け声が流れて、みんなで体操していた。司会者によると、どうも与那国出身の民謡歌手、宮良康正さんが歌っていたようだ。その直後、日頃舞台で見る着物姿ではなく、スポーティな格好の宮良さんを見かけた。
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 立派なプログラムの冊子がありもらった。「与那国郷友会会歌」「郷友会音頭」が掲載されている。「音頭」は宮良さんの作曲で工工四(楽譜)もある。
 「♪サー今日はどぅなん(与那国)の郷友会 老いも若きも幼きも みんな揃って祝いましょう」と歌い始まる。本島からはもっとも遠い最西端の離島だけに、人々の結束力はいっそう強そうだ。
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 競技は年代別、性別の100㍍競争からスタートした。各テントから、太鼓の音色が響き、応援に熱が入る。
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 子どもたちの20㍍走は、みんな賞品がもらえる。走り終わると一直線で本部前に来て、嬉しそうにお菓子などもらっていた。 
 各テントの前には、これまでの大会での優勝旗が立てられている。優勝旗を保管するための何本もの専用ケースがそばに置かれている。運動会の歴史を感じさせる。
 本部テントの後の陰で見ていると、隣に来たおじいが「ニシサンはどこね」と尋ねて来た。私は余所者だし、おじいの言葉もよく聞き取れない。でも、もう一度聞き直してみると「西3はどこか」と尋ねているようだ。プログラムの配置図を見ると、本部テントの西隣なので「こちらですよ」と教えてあげたら、西3組テントの受付で手続きをしていた。
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 郷友会は、与那国全体だけでなく、各地域ごとにも「比川郷友会」などある。それぞれに地域は、みんな顔なじみ。この運動会に集まると、身体を動かし楽しむだけでなく、近況を話したり、交流をあたためる絶好の機会でもあるようだ。こんな郷友会の盛大な運動会も沖縄ならではの行事である。
 
追記
 準備体操の時に、宮良康正さんの声が流れていたのは、ご自身が作詞した「どぅなんくとぅば」(与那国語)のラジオ体操だった。後日「琉球新報」(11月7日付)の報道で知った。
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