レキオ島唄アッチャー

台風暴風域は雨雲の形にかかわる

 台風19号は、当初予想では沖縄本島の南で右折して九州・本州方面に向かうとされていた。ところが、コースは予想より左に寄り、本島直撃コースをとった。10月12日未明に本島を通過していった。その後、右折して九州・四国・本州に向かっている。
 この台風は、本島に接近するよりはるか前、10日夜から雨と風が強くなってきた。まだ暴風域に入っていないのに、もう入ったのかと思うほどだ。予想より早い暴風だ。11日は朝から一日中、暴風が吹き荒れた。
 ところが、奇妙なことが起きた。午後8時くらいから、台風の中心が本島に接近している最中に、暴風雨が弱まったのだ。「もしかして台風の目に入ったのか?」と思い、台風の進路を見ると、まだ80㌔ほど南東にある。最接近は午前零時を過ぎてからのようだ。
 最接近している最中になぜ暴風雨が弱まるのだ。不思議だ。この疑問に答えるカギは、雨雲の形と動きにあるようだ。
                    large台風19号
 渦巻き形の雨雲は、今回の19号では、台風の中心よりはるか前方に大きく伸び広がっている。だから、台風が接近するよりはるか前から風雨が強まったのも、この雨雲がもたらしたものだ。台風の中心が本島に「上陸」する前に、この雨雲はすでに本島を通り越している。だから暴風雨は弱まったのだろう。
 気象台の予報では、台風の暴風域は中心からコンパスで描いた円形であらわされる。しかし、この暴風域は机上の産物であり、実際の暴風域とはズレがある。
 そういえば2012年8月の台風15号の時は逆パターンだった。台風が接近して暴風域に入っているはずなのに、風雨がそれほど強くならない。台風が行き過ぎてから、暴風雨が襲ってきた。台風の吹き返しというよりも、台風の本番が来た感じで、長く吹き荒れた。
 この時は、渦巻き形の雨雲が、台風の中心より後ろに長く大きく広がっていた。だから、この台風の中心は遠ざかっても、暴風雨雲からなかなか抜け出せずにいたのだ。こういう体験から、台風の暴風域は、渦巻き雨雲の形、広がりと深い関連があることを痛感した。
 今回の19号は、厚い雨雲も台風の中心も離れて行ったのに、12日朝になっても、雨は少ないが風は吹き荒れている。薄い雲はまだ、台風の後方に渦巻いている。台風のスピードは依然遅いし、強風域から抜け出すのは時間がかかりそうだ。
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