レキオ島唄アッチャー

無責任な「県民投票」公約

 11月の沖縄県知事選挙に出馬を表明している前衆院議員が18日、政策を発表した。米軍基地問題で、普天間飛行場の辺野古移設問題は県民投票を行うという。つまり、最大の争点について自分の立場を何も示さない、ある意味で争点そらしともいえる政策である。無責任極まりない。
 前衆院議員といえば、これまで普天間問題で、嘉手納基地統合案を主張し、ひんしゅくをかった。国頭村安波への移設を策したり、はては民主党政権時代の閣僚として、辺野古移設を容認したことは記憶に新しい。普天間問題で、主張が変わっているように見えるが、県内移設容認という立場では一貫している。
 記者会見で、「持論だった嘉手納統合案への現在の評価は」と聞かれて、「今、セカンドプランを出せば、そこだけだ注目される」「言わない」と答えた。つまり、嘉手納統合案は変えていないが、いま言えば不利だから、本音は隠していまは「言わない」ということだろう。
                  普天間飛行場
                     普天間飛行場が遠くに見える
 今回の知事選そのものが、ある意味、もっとも重要な「県民投票」の役割を持つ。その知事選に出馬するのなら、みずからの政治信条を公約に掲げて審判をあおぐのが筋だ。にもかかわらず、持論である主張は覆い隠して、公約に掲げず、ただ県民投票に委ねるというのでは、県民を欺くやり方ではないだろうか。
 もしも、県民投票を行えば「移設反対」が多数を占めるだろう。その場合、県内移設を政治信条とする人物が、新基地を造らせないために県民と腕を組んで本気で政府に立ち向かうとは、誰も信じないだろう。
 すでに、県民投票をするまでもなく、各種世論調査で、辺野古移設反対は県民の8割という圧倒的な多数を占めており、辺野古への新たな新基地建設は許さないという県民の意思は明確である。こんな無責任な「公約」でごまかされるほど県民は愚かではない。
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