レキオ島唄アッチャー

恥ずべき愚挙、辺野古の掘削開始

 名護市辺野古への米軍新基地の建設に向けて、沖縄防衛局は8月18日、海底ボーリング調査を開始した。11月30日までに、海底部分16地点、陸域部分5地点の合計21地点で調査を実施する計画である。
 基地建設に反対する県民が連日、詰めかけ海上と米軍キャンプシュワブのゲート前などで抗議行動を続けている。防衛局や海上保安庁は、基地ゲート前に危険な三角鉄板を敷き詰めたり、海上の埋め立て水域よりはるかに沖に、法的な根拠もない臨時制限水域を設けて、抗議行動の弾圧と排除に躍起となっている。
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写真はいずれも「琉球新報」8月19日付
 ボウリング調査のため海上にヤグラのようなスパット台船を組み立てているが、海上保安庁は多数のゴムボートを配置し、ブイで囲んだ臨時制限水域の近くを市民のカヌーが通るだけで、市民の身柄を拘束する異常な警備対応をしている。臨時制限水域さえ法的根拠はない上に、その水域の外にいる市民まで強制排除するのは、無法な暴力行使ではないか。船から取材する報道陣をカメラで監視撮影するという報道の自由への侵害も目に余る。市民や報道陣が乗船する船の船長に「立入検査指導事項確認票」への署名を求める威圧的な対応も行っている。これも「法的な強制力も拘束力はない」、つまり法的な根拠がない。
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 戦後の米軍占領下では、米軍が県民の土地を強奪し銃剣とブルドーザーで米軍基地を作った。現在は、米軍ではなく、日本政府が、アメリカの海兵隊のため、海上保安庁、警察、さらには民間警備会社まで動員して、名護市民、県民の反対と抗議の声を踏みにじって、基地建設をがむしゃらに進めようとしている。
 県民の7割が反対し、名護市長、市議会も反対する辺野古への基地建設をゴリ押しするなんて、民主主義政治としてはありえないこと。恥ずべき愚挙である。
 11月の県知事選挙では、辺野古埋め立てを容認した仲井真知事の再選は容易でないことを自民党自身が認めている。なんとか、知事選の前に既成事実を作り上げたいという卑劣な思惑と焦りが強引な掘削調査の開始や過剰な抗議行動への対応となって現れている。
 このような沖縄県民を愚弄するような安倍内閣の居丈高な振る舞いは、県民の怒りを増幅させるばかりである。23日土曜日には、辺野古移設反対の県民集会がキャンプ・シュワブのゲート前で2000人規模で開かれる。
 個人的には事情があってまだ辺野古には行っていないが、辺野古に行く人も行けない人も、心は一つ。辺野古への基地建設を許さない声と運動はさらに大きなうねりとなっていくだろう。
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